ワイヤー自在を額縁に内臓
■ ワイヤー自在の自在部分(セミというらしい)を、
額縁に内臓する額吊り方法
画像をクリックしますと大きな画像が出ます。
ホテルのロビーに飾る書作品の額装と、取り付けを依頼されました。
書家は恵那市在住の大野恵石先生で、ホテルは福澤桃介が造った大井ダムにより出来た景勝湖の恵那峡湖畔にある観光ホテルです。
飾る場所はロビーのフロントの対面です。下の写真のように額縁の下側は肩に触れる位置になります。
ホテルには宴会場があり、お酒を召し上がってご機嫌なお客様が壁伝いに千鳥足で歩いてみえますと額縁に顔・肩等が当たります。
お客様が額縁に衝突した時、ホルダーなどで壁面にハードに取り付けられた額縁よりもワイヤーなどでソフトに取り付けた左右に動く額縁のほうがダメージが少ないと考えられます。
ピクチャーレールからステンレスワイヤー自在で吊り下げますと、額縁の上部が壁面から離れてしまいます。作品の入れ替えが無い事と、壁面にピッタリ付けたかったのでピクチャーレールを使わない方法にしました。
書道家の大野恵石先生と作品(恵那峡グランドホテルロビーにて)

■詳しい額装データはこちらから
額縁の裏板を片面パネルにして、左右にワイヤー自在の自在部分を埋め込みます。
ロック付きワイヤー自在の自在部分を角材に埋め込む

ワイヤー自在のフック部分を外し、DIYに売っているφ5の穴が4箇所開いているステンレス板の2番目の穴をφ10に広げて、ネジロック剤をつけて組みなおします。
使用したPIONEER製の自在(スターロック)は旧型を探して使いました。現在の製品はインナーがプラスチックで出来ています。通常の使用方法では影響がないのですが、ロックすることを重視する今回のような使用には不安が残ります。
自在を改造する

フレームは(株)オリジンのCX-64を使用、作品押さえのPPにフェルトのパッドを貼り付けて額縁がスムーズに左右に揺れるようにしてあります。
CX-64に付属している吊り金具には、ステンレスワイヤーを付けてセイフティープルーフ(フェイルセーフ(fail safe)の事)として使用します。
埋め込んだ自在周り(額縁裏面)

作品台はπ型パネルで角材は15×45ミリを寝せて使用、自在取り付け部分の構造材としての機能も持たせます。補強金具を介してπ型パネルの角材にしっかり取り付けてあります。

額縁を壁面にあてがって位置を決定し、マスキングテープで印をします。振動ドリルで穴を開けてカールプラグを入れステンレスパットアイを取り付けます。ステンレスパットアイにはステンレスワイヤーをループで繋げてあります。
額縁に埋め込まれた2つの自在の巾より僅かに狭くステンレスパットアイと付けてあります。額縁を掛けるとワイヤーは僅かに「ハの字」になります。これは2本のワイヤーが平行になっているより「ハの字」にしたほうが揺れの減衰比が高くなるためです。ただし角度をきつくするとワイヤーに懸かる加重が増え自在との接点でストレスが増えます。
中心のフックはフェイルセーフ用です。これに懸けるワイヤーは外れない程度に緩く掛けます。万が一左右のワイヤーが外れたときの落下防止用です。
取り付けの壁面(金具取り付け終了後)

書の文面に幽霊の文字が出てきます。通常ですとこのような文字の入っている書を多くのお客様が目にするところには飾るのを避けたがるものですが、当ホテルの支配人は家族愛があふれているのでこれで良いとのこと。(敬服)
これも「千の風になって」の影響もあるのかなあと思ったりしています。
書作品紹介

■詳しい額装データーはこちらから
■ワイヤー自在の説明はこちらから
額縁に内臓する額吊り方法
画像をクリックしますと大きな画像が出ます。
ホテルのロビーに飾る書作品の額装と、取り付けを依頼されました。
書家は恵那市在住の大野恵石先生で、ホテルは福澤桃介が造った大井ダムにより出来た景勝湖の恵那峡湖畔にある観光ホテルです。
飾る場所はロビーのフロントの対面です。下の写真のように額縁の下側は肩に触れる位置になります。
ホテルには宴会場があり、お酒を召し上がってご機嫌なお客様が壁伝いに千鳥足で歩いてみえますと額縁に顔・肩等が当たります。
お客様が額縁に衝突した時、ホルダーなどで壁面にハードに取り付けられた額縁よりもワイヤーなどでソフトに取り付けた左右に動く額縁のほうがダメージが少ないと考えられます。
ピクチャーレールからステンレスワイヤー自在で吊り下げますと、額縁の上部が壁面から離れてしまいます。作品の入れ替えが無い事と、壁面にピッタリ付けたかったのでピクチャーレールを使わない方法にしました。
書道家の大野恵石先生と作品(恵那峡グランドホテルロビーにて)

■詳しい額装データはこちらから
額縁の裏板を片面パネルにして、左右にワイヤー自在の自在部分を埋め込みます。
ロック付きワイヤー自在の自在部分を角材に埋め込む

ワイヤー自在のフック部分を外し、DIYに売っているφ5の穴が4箇所開いているステンレス板の2番目の穴をφ10に広げて、ネジロック剤をつけて組みなおします。
使用したPIONEER製の自在(スターロック)は旧型を探して使いました。現在の製品はインナーがプラスチックで出来ています。通常の使用方法では影響がないのですが、ロックすることを重視する今回のような使用には不安が残ります。
自在を改造する

フレームは(株)オリジンのCX-64を使用、作品押さえのPPにフェルトのパッドを貼り付けて額縁がスムーズに左右に揺れるようにしてあります。
CX-64に付属している吊り金具には、ステンレスワイヤーを付けてセイフティープルーフ(フェイルセーフ(fail safe)の事)として使用します。
埋め込んだ自在周り(額縁裏面)

作品台はπ型パネルで角材は15×45ミリを寝せて使用、自在取り付け部分の構造材としての機能も持たせます。補強金具を介してπ型パネルの角材にしっかり取り付けてあります。

額縁を壁面にあてがって位置を決定し、マスキングテープで印をします。振動ドリルで穴を開けてカールプラグを入れステンレスパットアイを取り付けます。ステンレスパットアイにはステンレスワイヤーをループで繋げてあります。
額縁に埋め込まれた2つの自在の巾より僅かに狭くステンレスパットアイと付けてあります。額縁を掛けるとワイヤーは僅かに「ハの字」になります。これは2本のワイヤーが平行になっているより「ハの字」にしたほうが揺れの減衰比が高くなるためです。ただし角度をきつくするとワイヤーに懸かる加重が増え自在との接点でストレスが増えます。
中心のフックはフェイルセーフ用です。これに懸けるワイヤーは外れない程度に緩く掛けます。万が一左右のワイヤーが外れたときの落下防止用です。
取り付けの壁面(金具取り付け終了後)

書の文面に幽霊の文字が出てきます。通常ですとこのような文字の入っている書を多くのお客様が目にするところには飾るのを避けたがるものですが、当ホテルの支配人は家族愛があふれているのでこれで良いとのこと。(敬服)
これも「千の風になって」の影響もあるのかなあと思ったりしています。
書作品紹介

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