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額紐が切れた その1

■ 紫外線で紐が劣化?
切れた紐-1
「額縁が紐が切れて落ちた、紐が欲しい」と電話で問い合わせがありました。
仔細を尋ねて「おそらく額縁の留めが切れているので持って来て下さい、切れた紐も持ってきてください」とお願いして持ち込まれた額縁です。
六号の色紙を入れる桂材で作られた上品な額縁です。
昭和52年に掛けられて、紐の交換は一度もしていないとのこと。
紐が吊カンと接している部分で切れている。
紐は巾広の平紐で、代用正絹(おそらくスフ)です。
吊カンは「Pカン」と呼ばれる形状でカンの部分は鉄丸材を三角に曲げただけ。少々サビてはいるが紐を腐食するほどでもない。
「Pカン」のカンはプレス抜きではないのでプレスバリで紐が切れた訳ではない。
壁側の金具の種類は解らないが、その部分に接している紐部分にはダメージは無い。

裏板に貼ってある緑紙の日焼け具合に妙な点があった。
額縁を裏から見て、右下が一番焼けている。また日差しが右下から差し込んでいる。
訊ねると、窓からの光は反対側からだという。
額縁の下側にはアップライトピアノがあるという、布製のカバーの有無を尋ねると無いという。

この額縁を掛けた状態で正面からみて、窓は右側にあり日差しも右側から入る。額縁の左側に何らかの光を反射する物体があり(例えば人形ケースとか鏡など)そこで反射された光がピアノの上板にあたり、斜め上に反射して、額縁の吊カン部分で折り返された紐を紫外線が劣化させたものではないか・・・と推測してみました。

室内の様子をシャメしていただくつもりです。

PS
額縁の留めは下側の両方が切れていました。修理して塗装も補修し、紐は4ミリの丸紐をつけました。
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テーマ : 絵画・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

原 護

Author:原 護
額装の駆け込み寺・・・
額装工房アートランド
   店主 兼 職人です
中津川に店を構えて40年
当時は単なる額縁屋!!
ΓΓΓΓΓΓΓΓΓΓΓΓΓ
作品に対する安全と
  人に対する安全を重視
そして・・・恐妻家です。

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